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山口百恵.三浦友和 - 春琴抄
讃歌 |
こういう邦画があること自体幸せです。 確かに商業映画ではありません。 渡辺督子の演技力が、妖艶であり、稚拙であり、純粋な春琴を表現しています。このような女優が居たことは日本の映画界の宝ではないかと思われます。ロマンポルノはこのような女優を育てるのでしょうか? ぜひ、一度観るべき作品です。 |
鍵 THE KEY |
川島なお美さんの裸体は本当に素晴らしいです。しかし自分的には只脱いでるだけって感じでした。もうちょっと激しい濡れ場でも見せて欲しかった |
卍 まんじ |
谷崎原作映画として、私が観たうちでの最高傑作。全体がセピア色の映像なのは当然として、舞台を1971年に移しつつも何やら昭和初年のようでもあり、B級映画的な独自のエロ美学を打ち立てている。なかんずく、秋桜子の不機嫌そうな美貌がすばらしい。あるいはキャスティングも怪しくていい。谷崎先生が観たら随喜すること間違いなし。何しろ最初の映画化は若尾文子と岸田今日子である。岸田今日子が美しいとはとうてい言いがたい。 |
刺青 堕ちた女郎蜘蛛 |
ぶっちゃけ、川島令美さんの体当たり演技目的で購入しました…監督も瀬々敬久監督ということもあって、期待してましたが…イマイチなシーンが多かったです(苦笑)川島令美さんには申し訳ないが、彼女の主役はミスキャストだと思いますね…刺青が入ってても到底、あってるとは言い難い(苦笑)演技も見てる側に伝わってくるものが感じてこなかったし…脇役俳優陣のキャスティングは悪くなかったのですが。映画の中身としては、川島令美さんと和田聰宏さんが結託して、出会い系サイトで知り合った男から寄附と言いつつ金をまきあげる展開ですね。そのお金を閉園になりかける孤児院にあげるって話でした。いい人だか、悪い人だか(笑)シーンは結構、目を覆いたくなるシーンがあるので、過激な暴力シーンが嫌いな方にはおススメできません!川島令美さんの体当たり演技もイマイチでした…ただ彼女の裸体はキレイですよ。 |
陰翳礼讃 (中公文庫) |
谷崎潤一郎による戦前の名エッセイ。
日本人の根底にある美意識を、当時急速に日本に浸透しつつあった西洋文化と比較する ことで見事にあぶりだしています。 デザイン関連の何冊かの本で、陰翳礼讃のことが絶賛されていたので読みました。 最近読んだ本では「デザインの深読み(坂井直樹)」と「商いデザイン(永井資久)」、 これら以外にも昔読んだデザイン関連本の中にも陰翳礼讃のことが書かれていた記憶が あります。 「デザインの深読み(坂井直樹)」によれば、陰翳礼讃は今や世界のプロダクトデザイナー の愛読書になっているのに、日本のデザイナーでこの本を読んでいるのは年配者ばかりで 将来がやや不安だ、とのこと。 全く同感です。 70年以上も前に書かれたこの本がいまだに読まれ続けている、しかも世界中で。 この一点を持ってして、この本の秀逸さがわかっていただけると思います。 しかも読んでいて単純に面白く、とても読みやすいというのも素晴らしい。 それも、長く読まれ続けている理由の一つだとと思います。 日本の文化・美意識の素晴らしさを改めて教えてくれたこの本に、感謝です。 |
細雪 (中公文庫) |
姉妹の女性同士ならではの微妙な心理や阪神間への愛着、そして当時の結婚事情のリアルな描写力はすばらしい。
男性が書いたとは思えませんね。さすが結婚3回して最初の奥さんは親友と再婚など、なかなかドラマティックな人生を送っただけあります。 昔の男性って妻にまかせっきりで家のことは何もしなくてよかったように思われていますが、「ええし」であるがゆえに周りの目を気にしなければならなくて、いろんなことに労力を取られていた次女の夫がちょっと気の毒なのですが、理知的で素敵な人です。 |
痴人の愛 (新潮文庫) |
私が読んだのは父の部屋にあった講談社文庫のですけど
旧カナがあまりなく現代人でも読みやすいものだったと思います。 大正時代の様子がよくわかります。 |
もしもこんな 谷崎潤一郎 がいたら・・・
大阪を中心に活動している 谷崎潤一郎。今回のリミックスは極めて異例、また稀少なもの。
髪をツインテールにしてチューブトップを着ている「ロリ対応」なシーンは「小学生にも交じれます」と自信を見せた。
ほえ~。ということはこれを頭に置いて言ってたのかな?
『 私を他の連中と比較しないでいただきたいね。第一にあなたは私という人間を知っていない。――それに、他の連中のことも知っていない。 』( P・ヴァレリー )
と。どーゆーこっちゃ。。
陰翳礼賛/谷崎潤一郎
gvillaちゃんが「何となくのイメージ」で、私が好むのじゃなかろうか、と思われたという本書。 年の初めに「今年は古典を読もう!」などと思ったワタシはどこ行った。 もう8月ぢゃないか? と、とりあえず1冊。 陰翳礼賛/谷崎潤一郎(中公文庫)
「吉野葛・盲目物語」谷崎 潤一郎 新潮社
久しぶりに物語らしい物語を堪能した。私のイメージする『日本』というものに近しい感じを覚えた。 吉野葛は、舞台として南朝が歴史上では終わった後も実は続いていたという由緒ある(?)地を舞台にしている。古代が現在に連綿と引き継がれるその土地で ...
あの、交換事件
文豪・谷崎潤一郎 は、自分の妻・千代子を、 佐藤春夫に譲ったんです。 佐藤春夫って、秋刀魚の歌で有名。 『あはれ 秋風よ こころあらば伝へてよ 男ありて 今日の 夕餉に ひとりさんまを喰ひて 思ひにふけると (中略)…さんまさんま さんま苦いか ...
陰翳礼賛/谷崎潤一郎
陰翳礼讃 (中公文庫)/谷崎 潤一郎 ¥500 Amazon.co.jp 私は、吸い物椀を前にして、椀が微かに耳の奥へ沁むようにジイと鳴っている、あの遠い虫の音のようなおとを聴きつゝこれから食べる物の味わいに思いをひそめる時、いつも自分が三昧境に惹き入れ ...
「谷崎潤一郎」の感想
「谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)」著作品についての感想をトラックバックで募集しています。 *作品: 刺青、痴人の愛、卍、蓼喰ふ虫、細雪、鍵、白日夢、春琴抄、瘋癲老人日記、少将滋幹の母、文章読本、陰翳禮讚、現代語訳『源氏物語』、二人の ...
谷崎潤一郎「少将滋幹(しょうしょうしげもと)の母」
谷崎潤一郎の「少将滋幹の母」も藤原時平(ふつうは「ときひら」と読むのであるが、「少将滋幹の母」では谷崎は「しへい」と読んでいる)は深謀遠慮をめぐらす人間として描かれている。しかし、そんなに悪人めいてはいなくて豪放磊落な人間としても描いて ...
こつ さんのレビュー
日本人の持つ古くからの美的センスが、存分に描かれていて、面白かった。 明治までの人(戦前までかな?)までは日本古来の美的センスを受け継いでいるとおもうのだけど、今現在を生きている私にはなかなか難しい。 一度日本人の持つ、美に対する意識を ...
谷崎潤一郎が気になる。 プロレス記念日
谷崎潤一郎みた感想は意外と良かったです。どうやら私はずっと偏見を持っていたみたいです。ごめんなさい池ゴス----------- 素晴らしいボランティア グループ「パラサイヨ」とShacho 毎回、本当にゴスペルと全く縁のなかった何百人ものお客さんと ...
谷崎潤一郎
昨日、友達から谷崎潤一郎の本が返ってきたから、久しぶりに読んでみた。 おもしろいなぁ。 ゾクゾクしながら読んでしまう。 キツイというか、刺すようなキツさがいいというか。 作者自身の私生活がサディストだったのかは知らないけど、彼の描く ...
谷崎潤一郎が気になる。 問題!!
谷崎潤一郎についてちょっと調べてみました。すごいのですね~【人名】って白樺派に属し、『カインの末裔』『或る女』によって文名を上げた第二次世界大戦後の時勢の変化を4人の主人公の滅亡の姿の中にと大雪に埋もれた愛車を助け出すために ...