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季節の記憶
書きあぐねている人のための小説入門 |
保坂さんという小説家を知りませんでした。
知らずに本書を読みましたが、 小説というものに対して厳しい意見をお持ちだということは分かりました。 それはただひとえに、面白い小説を自分が読みたいから、 そういう小説家が誕生することを願っているという一点で この本を書かれたというあとがきを読み、真摯さを感じました。 高橋源一郎さんの小説書き論と読み比べると面白いです。 同じことを言っているようで受ける印象が違います。 小説家ってこういうことを考え、こういう本の読み方をしているんだという 点が垣間見えたような感じ、そういう楽しみ方が出来る本でした。 ただ、あまりにストイックで著者の意見に反発を感じる人もいるかもしれません。 |
ゆうべ 保坂和志 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!
バラエティ番組で人気を集めている 保坂和志。新しい魅力が詰まった新鮮なライヴになっている。
ファンへの近況報告として「順調は順調だけど、先は見えない」とあまりに正直な発言をして笑いを誘っていた。
実にすばらしい。こりゃまさに、
『 人生で最も良いものというのは、決して配給されることはない。友情、忠誠心、愛は、配給券を必要としないものである。 』( ジョージ・T・ヒューイット )
胸に染み入る言葉ですなあ。
中公文庫08年5月刊 小島信夫・保坂和志
小説修業 (中公文庫 ほ 12-9) 作者: 小島信夫, 保坂和志 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2008/05/23 メディア: 文庫 前略…この前、第一回のぼくの書いたに当る文章を読んだあとのことをぼくは思い出した。ぼくは「白十字」に原稿を前にした ...
[book] 古谷利裕×保坂和志トーク
ジュンク堂書店新宿店で、『実作すること、と、批評することー「世界/私たち」へと滲み出す「私たち/世界」』というテーマで、古谷利裕×保坂和志のトークが急遽決まったみたい。中央大学でのお二人のトークセッションが初めてであったが、それの延長戦 ...
初・保坂本読了 『季節の記憶』
という感じだけど、明日は休み。うれしい! さてさて、夏休みは夏イベント満載だったのだけれど、 「夏の課題図書」というか、「夏休みの読書」ということで 実はずぅ~っと(8年くらい?)本棚で眠っていた 保坂和志さんの『季節の記憶』を読んでみた。 ...
『小説修業』 小島信夫 保坂和志
『小説修業』 小島信夫 保坂和志 ほんとうに小島信夫さんは死んでしまったのだろうか。いまだに信じられない気持ち…。 1989年の12月、当時カルチャーセンターに勤めていた保坂和志さんは、 [...]
保坂和志「羽生」
ところでこの間読んだ本だが(本だけはちょこちょこ読んでしまうのだ)、保坂和志の「羽生」は抜群に面白かった。保坂氏は小説家だが批評もすごく面白い。かなり前だが「世界を肯定するための哲学」を非常に興味深く読んだ。保坂氏は羽生が何にこだわって ...
現代音楽とか絵画とか、小説とか 保坂和志を読んで
ところで、保坂和志と小説について続きなんだけど保坂和志の小説ちらっと見てみると、これって実は現代の芸術何じゃないかなと思ったな。 現代云々って言う芸術はハッキリ言って共感できるとか、 理解できるとか、そう言うものでなくて、芸術の進化の果て ...
[本]「明け方の猫」/保坂和志
夢のなかで猫になった人間を、その夢の内側から描いた小説。主人公は猫の身体に人間の思考を持っている、って設定だから、猫を描写した小説というわけじゃなくて、記述の仕方が猫的な小説、とか言った方がたぶん近い感じかな。人間の感覚・論理と猫の ...
保坂和志「もうひとつの季節」
ごく普通のご飯を食べたり散歩をしたりの日常生活が平易な言葉で書かれているものなのだが、そこは保坂和志だ、なかなか深遠なのである。 離婚した中野さんは5歳になる息子のクイ(圭太)と二人で稲村ガ崎に住んでいる。 隣家には、便利屋をしている松井 ...
『鳥の日記』に関する自分自身のためのノート
いわゆる「原典」が手元にないので、詳しい理由に関しては省略するが、保坂和志は『書きあぐねている人のための小説入門』<草思社>の中で、日記形式の小説を書くのは避けたほうがよいと、小説を書きあぐねている人たち、小説を書こうとしている人たちに ...
保坂和志: 書きあぐねている人のための小説入門
あんまり面白くなかったけど、「回想多すぎ!」にだけは「ほほー」と納得。(★★). 書きあぐねている人のための小説入門. 書きあぐねている人のための小説入門. posted with amazlet at 08.07.15. 保坂 和志 草思社 売り上げランキング: 11481 ...