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神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

稲尾 和久
おすすめ度:★★★★★
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美しい心に感銘
おすすめ度 ★★★★★

 プロ野球好きの喜びとは何だろう。ひいきチームの勝利?必ずしもそれだけではない。自分には到底及ばない能力を持った男たちの超人的な仕事を目撃し、夢を見ること。それこそがファンとして最高の喜びではなかろうか。先日の「神様・仏様」こと鉄腕・稲尾さんの訃報に、ふとそんなことを考えた。
 シーズン42勝、20連勝、土壇場からの日本シリーズ4連勝と自ら放ったサヨナラホームランなどなど、おそらく、稲尾さんほど印象に残る仕事をし、多くのファンを幸せにしたプロ野球選手はいない。
 当時は日本中がよりよい生活を求めて向上しようと燃えていた時代。今は練習環境や道具の向上で、打者のレベルが当時とは比べモノにならないほどアップし、相手が下位打線でも投手は手を抜けない。時代が違う。そんなことはわかっているが、わかっていても稲尾さんが残した数字は、ため息が出るほどまぶしい。何より勝率の高さが、エースとして信頼を集めた所以だ。
 しかし、これらの数字よりも印象に残ったのは、稲尾さんの心の美しさだ。三原監督の保身によるものでもあった酷使にも、彼は「いつも喜んで投げた」という。プロ野球人生を太く短いモノにした酷使を恨む様子など全くない潔さ。そして、ある日見た夢を実行に移そうと、風呂で右手の指を伸ばし続けた純真さ。肩を痛めてからの経験を「尊い」と言い切る器の大きさ・・・。
 今、彼のような心根を持った選手は、どれだけグラウンド上にいるのだろうか。ほとんどいないとすれば、プロ野球の前途には悲観的にならざるを得ない。



熱かったニホンを思い起こさせてくれる本です
おすすめ度 ★★★★★

これは、伝説の「鉄腕」稲尾和久氏の自叙伝(日経新聞のシリーズ「私の履歴書」)
というカタチを借りた、昭和30年代の熱きニホンの記録だと思います。

プロ野球、野武士軍団西鉄ライオンズで数々の「クレージー」な記録を打ち立てた
鉄腕投手が、九州の漁村から、何も判らず福岡に出、豪快で個性的な同僚、ライバルと
切磋琢磨していく姿、そしてそれを取り囲む世情、ファン、昭和の熱気・・・朴訥とした
筆致の中でも伝わる「熱いもの」を、今正に自分自身が失っている、と感じさせられ
ました。

元気をなくした人、ちょっと悩んでいる人、そんな人にも元気と熱い心を持たせて
くれる・・・それに、小賢しい人生訓も何もないので、読み易い本ではないでしょうか。



「20勝で不振」という男の物語です
おすすめ度 ★★★★★

「1シーズン42勝」「日本シリーズで史上初の3連敗後の4連勝」等々の金字塔を打ち立て、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれた大投手の「私の履歴書」に掲載された自伝です。
印象深かったのは、「10勝を20年続けたって、勤続表彰はしてもらえても、『神様、仏様』とは呼ばれなかっただろう」し、「疲れていても、ファンの稲尾コールが起これば、喜んで投げた」という述懐。そして、朝まで飲んでいても、ケロリと試合に出場し、豪打をかっ飛ばした野武士、西鉄ライオンズの面々のエピソードの数々。その底流には、今の野球、そして、今の日本が忘れかけている「熱いもの」が確かに流れていました。
残念ながら、リアルタイムで西鉄全盛期とその時代の空気を経験していないのですが、少しでも、その雰囲気に触れられ、もう少し頑張ってみようと思わせる本です。



記録と記憶に残る大投手の伝説!
おすすめ度 ★★★★★

1シーズン42勝、20連勝、日本シリーズでの連投など今では考えられない記録を持つ稲尾の自叙伝です。記録もこれだけのものになると、当然記憶にも残りますね。この記録に挑戦する人なんてもう出てこないでしょう。本人がやる気でも、コーチ、監督が止めるでしょう。
デビュー当時、巨人の金田(400勝投手)が、稲尾が振りかぶった時に踵が上がっているのを見て、とんでもない奴が出てきやがった。と思ったと言います。
残念ながら私は全盛期のことは知りませんが、一度だけ投げているところを見たことがあります。当時私は野球を見始めたばかりの小学生でした。場内アナウンスで「ピッチャー、稲尾」とコールされた時に大きなどよめきが起こったのを覚えています。結果は打ち込まれて早々に交代となりましたが、帰りに一緒に行った叔父さんが、本当は稲尾はすごいんだぞ。と話が始まりました。当時西鉄では池永がエースで東尾がルーキーでした。
その後黒い霧事件が起き、池永がいなくなり、西鉄ライオンズがなくなって、だんだん野球を見なくなりました。
基本的に私の知らない時代の話ですが、伝説というのはこういうものなのかもしれません。



日本のプロスポーツの在り方を示す良書。
おすすめ度 ★★★★★

私は、この本の中にこそ、今、とかく、論議を呼び起こしているプロスポーツというものの本質があるように思う。
日本人は、とかく、プロスポーツというものに、「興業」と「競技」の整合性を持たせることが苦手のようだが、プロは自分を見に来てくれるお客さんがいる以上は、まず、試合に出なければならないものだということである。
球場に、長島を見に行って、「長島は今日は欠場・・・。」と言われたら、それはやっぱり、「話が違う!」とまでは思わないにしても、「何だ、つまんねえ・・・」とはなるわけで、著者曰く、「だからこそ、王も長島も、オープン戦から打席に立ち続けた」と・・・。

また、「太平洋クラブ・ライオンズ監督時代、球団は本物のライオンを球場に連れてきて、ファンの歓心を買おうとした。」ことがあったそうだが、著者は、この点も、「日本のファンサービスはとかくこうした筋違いの方向に走りやすい。」と喝破しておられる。
まさに、観客は、ライオンが見たいのなら、球場へ行かずに直接、動物園に行く。
アイドルや曲芸師が見たいのなら、最初から、試合場や競技場ではなく、コンサートや演芸場に足を運ぶ。
観客は何を求めて、足を運んでいるか・・・である。

自らの技術を見せて、観衆から報酬を得るのがプロスポーツだとしたら、プロは、観衆をその本業で楽しませ、感動させなければならないのである。
また、来よう!と思わせなければならないのである。

遠くに球を投げるとか、速く走られるなどというのは、実際に人々の市民生活に無くてはならないものではないということを、選手は今一度、認識すべきであろう。


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