2006年の大阪公演も凄かった。おすすめ度
★★★★★
夜会のチケットは取るのが本当に大変。
まして関西からのチケット争奪戦は厳しいものがあるし、
仮に取ることができても、交通費・宿泊費と莫大な費用がかかる。
それまでの夜会はほとんど行くようにがんばってきたが、
あの抽象的なウィンターガーテンを2年とも見に行ったけど、
あんまし観念的で難解だし、チケット争奪戦も東京行きの費用も重くなり、
もう夜会はいいやと思って13は見に行かなかった。
のにのに、なんやこれは!ほとんど歌いまくりやないですか!
しかもいい歌が多い!こんなんやったら無理しても行くべきやった!
ストーリー的にはまだしっくり来ないところはあるのですが、
でもみゆきさんの迫力に心から脱帽です。
サーモンダンス、無限軌道など、これぞみゆき節って感じです。
いつものことだけれど、CDで聞くよりこのライブ盤の方が
臨場感もあって迫力も伝わるし、ずっといいと思います。
下の人が書かれている通り、今回は別撮り映像がなく、
舞台の生の記録だったのも新鮮でよかったです。
2006年は大阪公演も実現し、運良くチケットを取ることができ、
堪能させてもらいました。若干の変更はありましたが、
基本的にはこの公演の流れと同じで、大感動でした。
その興奮を、このビデオで何度も反芻して、次につなぎたいです。
コクーンでのラスト夜会に相応しい作品
おすすめ度 ★★★★★
ファンでさえもそのチケットが入手困難な公演『夜会』。
その第13回公演(2004年)「24時着0時発」のDVD化。
そしてこれが第1回目から第13回まで夜会を公演していた劇場「シアター・コクーン」での最後の映像作品。
これまでの夜会のDVDは、作り手が観る側に解りやすいように配慮したのか?所々に舞台以外のロケ映像が含まれており、
それが逆に邪魔になり、舞台の臨場感や劇場の空気感を失ってしまった残念な作品が多かった。
だがこの「24時着0時発」のDVD作品は舞台オンリーの映像を使い、ハイビジョンで撮影された映像も綺麗で音質もかなり良く、
十二分に「劇場で観てるような感覚」にさせてくれる。
20数曲全て(二隻の舟以外)が書き下ろしという贅沢な楽曲に彩られながらノンストップで繰り広げられるストーリーは、
そんじょそこいらの映画より面白く引き込まれる。
鮭が出てくる話を中島みゆき以外に誰が考えつくだろうか!!(笑)
「サーモン・ダンス」の太ももダンスは必見!!
なお、本公演をご覧になってない方は、ブックレットにはストーリーが書かれているので、
読む前の先入観ないままでDVDを1度観て、観てからブックレットを読むと「そうだったのか!」と、1粒で2度美味しい楽しみ方ができます。
歌詞テロップも設定できるので、2回目に観る時にはテロップを出しながら観るとより解りやすく楽しめますよ。
夜会のDVDはたくさん出ているので、どれか1枚買うとしたらこの作品をオススメします!
この「24時着0時発」の楽曲をニューレコーディング収録したアルバム『転生』もぜひ。
舞台とはまた違った顔の楽曲達に会えますよ!