負ける気がしねえおすすめ度
★★★★★
正直いつもつるんでる顔ぶれがけっこう偏ってて,倦怠感も甚だしかった頃,この作品をみて,そいつらの大事さをふと考えさせられてしまった.
いつものたまり場で5人集まってだらだらビール飲んだり野球したり野球したりビール飲んだり野球したり,そんでたまに円陣
「木更津〜〜〜〜〜〜キャッツ!!にゃ〜!キャッツ!!にゃ〜!キャッツ!!にゃ〜〜〜!!!」
ミッションが成功すればまたビールで乾杯!!!
歳をとってもこんな風にあだ名で呼び合える仲間がいるというのは,とても幸せなことだと思いました.
病みつきになる独特の空気感
おすすめ度 ★★★★★
東京からちょっと離れた地方都市での群像劇であるが、
・セットをなるべく使わずロケ中心の意欲的な撮影
・クドカンのノリノリの脚本
・各キャラクターの異常な存在感
・木更津の青い空、海、誰もいない商店街
などが相まって、他のドラマにはない独特かつ不思議な空気感が
全編に流れています。
概要
演劇、映画、テレビをまたにかけて活躍する宮藤官九郎が脚本を書き下ろした、破天荒なのにたまらなくリリカルな青春群像劇。元高校球児のぶっさん(岡田准一)は、末期がんで余命半年の宣告を受ける。残された人生を悔いなく生きるために一大決心したぶっさんは、地元の野球チームのメンバーたちと怪盗団「キャッツアイ」を結成し、夜な夜な世のため人のため、木更津の街に繰り出すのだった…。
ぶっさんの命のタイムリミットという伏線が、暴走的な空騒ぎやハイパーな血なまぐさい抗争までもひたすら叙情的に映す。死について語りながら、みじんの暗さも感じさせない爽快感はこのドラマ最大の魅力。時間の巻き戻しや早送りを効果的に使ったストーリーテリングにも、計算されつくされたうまさが光る。(麻生結一)