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栗林忠道からの手紙 硫黄島指揮官がいま私たちに問いかける、「忘れられていた日本人という生き方」 (講談社MOOK 週刊現代ムック)

週刊現代編集部
おすすめ度:★★★★★
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戦争という行為における英雄と犯罪者
おすすめ度 ★★★★☆

映画「硫黄島からの手紙」は見ていない。その映画で注目を浴びた司令官、栗林中将の生涯を生誕の地である長野県松代の幼少時代から硫黄島での玉砕までを綴っている。
10代の日記、手紙等を見れば、その優秀さと、松代という自然に囲まれた里でののびのびとした暮らしが良く分かる。兄が軍人であったことも忠道の将来を決定付けた一因なのかもしれない。軍大を優秀な成績で卒業し、アメリカ留学を経験し、カナダへの武官として赴任、さらにはヨーロッパ視察。
おそらく欧米相手の戦いに勝ち目を期待してはいなかってあろう。
結婚をし子供をもうけ、家族宛の手紙に見られる一父親としての日本人の姿もそこにある。

多くの優秀な日本人を軍人として亡くし、その家族を不幸にした戦争と言う行為。歴史に「もしも」というIfなどはないのは分かる。しかし歴史を真正面から見極めない限り、いつまで経っても日本の戦後は終わらないのだろう。
副題として、硫黄島司令官がいま私たちに問いかける、「忘れられていた日本人という生き方」とあるが、戦争という文脈の中で一軍人を英雄視することに対しては疑問が残る。
戦争に英雄も犯罪者もないのではないだろうか。戦争の本質を過去の歴史から「考える」事こそが今を生きている人間に問われているのだと思う。


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