とにかく現状を知るには最適の本 おすすめ度 ★★★★☆
BSE騒動、鳥インフルエンザ騒動、そして健康食品問題などから日本の食の現状をあぶりだしていく一冊。
前著、『コンビニ ファミレス 回転寿司』も興味深かったが、本作品もなかなか読ませる一冊だ。
著者はこれらの問題について国の審議会委員などにも選ばれており、その内部からのレポートは興味深い。
だが、内部のこまごまとしたことが書き連ねてあったりと、少々食傷気味の部分も多い。
このように、全体構成はあまり重視されておらず、とにかく書きたいことを書いている、という印象の本でもあった。
もっとも、著者の意図は、「とにかく現状を伝えること」にあると思われる。
その意味では十分成功しているといえるだろう。
ただやっぱり、前作のほうが面白かったかな・・・。
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