猪狩シリーズは終了?でも続きは・・・おすすめ度
★★★★☆
主人公の弁護士猪狩文助の印象は、
「踊る大捜査線」の和久刑事のイメージを引きずっているのか、
今は亡き、いかりや長介さんの持ち味なのか。
落語で言えば長屋にすむご隠居さん風の立居振舞いは、
とても大好きで、もう3作品は観たかったところです。
大好きなTV「赤カブ」シリーズにも似た、
いい感じの雰囲気は、
原作者が同じ和久峻三さんということもあるのでしょう。
原作も面白いです。
個人的に印象に残っているのは、4作目の「禁断の館」。
事件の内容云々よりも、携帯電話の番号をめぐってのやりとり。
正座をして操作に「構える」猪狩弁護士の姿や、
デビット伊東扮する星川との「男の面子の張り合い」は笑えます。
なんにしても、いかりや長介さんという役者の不在は
悲しいところです。