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女帝 1 愛蔵版 (1) (ニチブンコミックス)

倉科 遼
おすすめ度:★★★★★
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落ち込んだ時に読むと元気になる一冊
おすすめ度 ★★★★★

貧しい女の子が、ネオン街での頂点を目指し、成り上がっていく物語です。
「こんなに親切なヤクザさんはいない!」「主人公いじめられすぎ」
といった声があるのはわかりますが、エンターテイメントとして捉えると、
読んでいる側がカタルシスを感じる、格好良さがあって楽しい。

まるで昔の「細腕繁盛記」を見ているかのような、主人公が成功していくのを見る面白さ
がある漫画だと思います。
日本料理屋の素材の味を生かした和食と対極にある、定食屋のカツ丼みたいなガツンとした味わいの作品といえばいいのかな。

私は落ち込んでいる時によくこれを読みます。
「よーし、やったるでえ!」と前向きな気持ちになれるから。
最近、こういうガツガツした話しは珍しいので、逆に楽しいですよ。




ドラマより面白い
おすすめ度 ★★★★★

ドラマで知って買ってみました
最初は劇画が濃くて読みにくいと思ったけど
話が面白いから気にならなくなる
展開が早くてどんどん読み進んでしまった
ドラマよりずっとスケールがでかいです



妖艶な裏社会。
おすすめ度 ★★★★★

愛蔵版は一冊で、厚さ4cm、500ページを超える。
これ読めんの?と思って手に取ったが、若干読みにくいものの、紙質が柔らかいから問題なく読めた。
この愛蔵版は、全24巻の名作「女帝」をまとめた(2巻ごと1冊にまとめた)ものである。
この「女帝」と「サラリーマン金太郎」とを読み比べれば、女道と男道との両方を堪能できる。
女性に踏み込めない男の世界があるように、男性には踏み込めない女の世界がある。
裏社会を覗き見れば、なんと表社会の薄っぺらいこと。
真面目が一番なんてのは弱者の言い訳だろ。
弱肉強食の世界で生き残るための最も有効な武器は頭の良さ。
法律の介入しない世界でも、破ってならないルールがある。
それが人の道。筋を欠いたら、その世界では生きてゆけない。
信用、それこそが最も大きな力。
孤独だけど女帝を目指してたくましく生きる女・彩香の人生から学ぶことは多い。



女帝の原点
おすすめ度 ★★★★☆

『女帝』全24巻のだいたい二冊分位の分量の愛蔵版、第一巻
彩香の高校時代から、大阪での作家・大沢謙吾をめぐるNo.1の麗子との駆け引きまでを収録。

人との出会いは一生の宝などと言いますが、後の女帝・彩香にとってもそれは当てはまる。
盟友・伊達直人、親友の美樹ちゃん、公私共に大きな支えとなる作家・大沢謙吾、大阪のお母さん、女帝・彩香の基礎を創ったミナミの妖怪・美濃村社長などなど、後々まで物語に欠かせない重要な人たちが登場してきます。
読んでいて羨ましくなるくらいの素晴らしき出会い。
それも彩香の魅力のひとつなのでしょう、素敵な人は自然と他人を惹きつける。
この時点ではまだまだ「女帝」には程遠いが、それでもその大器の片鱗はうかがい知れる。

ただ、本が厚くなったので読みづらいのが難点。


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