院宣おすすめ度
★★★★★
米映画の人物のように善と悪が単純明快ではなく、
自分よりも立場の弱い人間にさえも許容・情を感じる
複雑な日本人の精神を十兵衛演じる村上弘明が表現しています。
幕府の命を受け、人を斬る十兵衛の苦悩が
前シリーズよりもさらに深刻化し、歴史的な大事件である
島原の乱を背景にしているため、7話完結
とはいえ、見応えのある時代劇となっています。
ゲストも多彩で実力派俳優が多く、硬派で骨太の演技も
楽しめることと思います。お勧めです。
今、一番好きな時代劇
おすすめ度 ★★★★★
大納言円条寺と父である但馬守の思惑。浪人と切支丹の切なる願い。
このはざまに立ち、己の信じる道を走り続ける柳生十兵衛の物語。
前作同様、素晴らしい作品でした。
このシリーズの見せ所である殺陣は、前作の剣技を見せる殺陣とは違い、第6回の小林東十郎との戦いに象徴されるように泥臭く、やるかやられるかの実戦向きの殺陣になっていたと思います。
もちろん殺陣だけでなく、シナリオ・映像・音楽、全てにおいて今一番のお気に入りです。
値段がちょっと高いのは気になりますが、120分で5千円近く取るアニメ作品よりはよっぽどマシです。