おすすめです。おすすめ度
★★★★★
先輩からPythonの存在を教えられて,早速この本で勉強しました.本は厚いです
が,内容の説明が懇切丁寧でくどい感じがしません.また,各パートの練習問題に
は解答が付属されており,自分の作成したプログラムとの比較が行えて入門者にや
さしい本です.この本の最後のパートの部分(27,28章)は,実用的なプログラムの
作成について解説しているため多少難しい部分もありますが,かなり役立つ記述が
多いのであきらめずに最後まで通読することをおすすめします。
初めてでも大丈夫おすすめ度
★★★★☆
これ一冊でPythonの基本をよく理解できます。
(オライリー本は分厚いですから、これ一冊で理解できないと困りますけど..)
そして、分厚い割には意外に読みやすく、すらすら読んでいけますし、
6章[リスとディクショナリ]くらいまで読むと、あとは順を追っていかなくても19章[Pythonでのオブジェクト指向]など読みたいところから読み進めていくことができます。
C/C++経験者のために、CとPythonの違いについて所々説明を挿入してくれているのも助かります。
ただし、数行のソース例はたくさんあるのですが、それより規模の大きなソース例がなく、結局Pythonはどんな分野で実践されるのだろうという疑問は残りました。
題名の通り「"初めての"Python」であることには間違いありませんので、初めての方にお勧めです。
O'Reilly にしては訳が下手です
おすすめ度 ★★★☆☆
海外ではメジャーなものの日本では知名度がいまいちな Python.
数少ない日本語の解説書です。
が、、、誤訳がちらほらと・・・
たとえば、「『宣言』ではなく『ステートメント』です。」
という表現が複数個所出てきますが、多少英語を知っていればわかるように
"statement" とは通常「声明、宣言」という意味になります。
(「(計算機への)命令文」の意味になるのは通常"excecutable statement" )
つまり、日本語として正しくありません。
これには原文では "Those are executable statements, not compile-time declarations."となっています。
上記のほかにも、原著では "21.4.3.1 User-defined Iterators"
となっているところが本書ではただ単に「イテレータ」と書いてあり、
イテレータそのものの説明であるかのように思えるなど
???と首を傾げてしまう箇所がありました。
進行は、序文に書かれているように、最初から順番に読み進めていけば
Pythonの基礎を習得できるという構成になっています。
前に戻ったり、先に進んでから戻ったりする必要がないので
この点はとても評価できます。
日本語で Python の基礎をしっかり学べる唯一の本であるものの
訳の質に首をかしげることがあったので星3つとします。