オールスター・パニック・スペクタクル映画の決定版。ハリウッド2大映画会社、20世紀フォックスとワーナーブラザーズ、前代未聞の共同製作作品!おすすめ度
★★★★★
パニック映画ブームを決定的にした、オールスター・パニック・スペクタクル映画。
ハリウッド2大映画会社、20世紀フォックスとワーナーブラザーズ、前代未聞の共同製作作品!
両社とも高層ビル火災映画を作っていたから、競合するくらいならいっそのこと、一緒に作っちゃえ、というのが実現してしまうのがすごい。
巨大スケール、コンクリートで本格的に建てられたミニチュアと、大セットによる特殊撮影、
S・マックィーン×P・ニューマン、ダブル主演と超豪華ハリウッドスター勢ぞろいの夢の競演がみどころ。
他のオールスター映画とは、スターたちのグレードが違う。
犠牲になる人、助かる人、それぞれの役者にも、ちゃんと見せ場を用意しているのが、心憎い。
そして、後にスターウォーズやスピルバーグ映画で有名になる直前の、ジョン・ウィリアムスの
スケールの大きな映画音楽、特にエンディング・フィナーレが聴きどころです。
曲が美しく感動的なのですが、これだけの大惨事の締めくくりの曲のタイトルが、「設計者の夢」という点も泣かせます。
ハリウッド映画のスケールの大きさ、底力を感じさせる、今では絶対に作れない作品。
超おすすめ、必見です。
不朽の大作おすすめ度
★★★★★
スティーヴ・マックィーン マイケル・オハラハン消防隊長
ポール・ニューマン ダグ・ロバーツ
ウィリアム・ホールデン ジェームズ・ダンカン
フェイ・ダナウェイ スーザン・フランクリン
フレッド・アステア ハーリー・クレイボーン
O・J・シンプソン ハリー・ジャーニガン保安主任
何とも豪華な顔ぶれ。
ストーリーが無くても十分。
ところが、ストーリーもなかなか。
9.11の時、最初は、この映画のリメイクかと思ったほど。
どんなに完璧を期しても、人の驕りは破綻をきたし、
人の勇気は、不可能を解決する。
何やら、当時のアメリカそのもの。
歴史は、三度、繰り返すのだろうか。。。
吹替えを付けてスペシャル・エディションの販売を
おすすめ度 ★★★★★
作品の内容はいまさら言うまでもなく70年代パニック・スペクタクルの最高傑作であることは周知の通りですが、これまで再発売のたびに多くの方がレビューされているように早くスペシャル・エディションを出して欲しいです。
「ゴッドファーザー」「ポセイドン・アドベンチャー」「エクソシスト」「タワーリング・インフェルノ」「ジョーズ」「スター・ウォーズ」と次から次へと興行収入記録を塗り替えていった70年代のメガヒット作の中でスペシャル・エディションも吹替えも出ていない唯一の作品ではないでしょうか。
アメリカでは20世紀フォックスがスペシャル・エディションを出しているが海外配給はワーナーが担当しているために日本国内の販売が難しいのでしょう。しかし、せっかく大手メジャー2社が共同制作したのだから、DVDの販売もたとえばワーナーが売り上げの何%かをフォックスに提供するとかの形にして協力すればいいのに。
マックィーンの最後のポール・ニューマンへの警告、「高層ビル火災いずれ何万人の死者が出るであろう」という言葉が、9.11で現実のものとなってしまった今こそスペシャル・エディションを発売すべきではないでしょうか?
ついでにマックィーン=宮部、ニューマン=川合のゴールデン洋画劇場放送時の吹替えで販売してもらえれば最高なんだけど。