陪審員制度の功罪おすすめ度
★★★★★
父親を殺した容疑で少年を裁く裁判が行われた。
様々な状況証拠、証人、そして少年の育った環境の悪さなどから、誰もが
有罪を確信していた。
裁判の判決は有罪。
そして、この判決を受け入れかどうかは12人の陪審員たちの手に委ねられ
る。さっさと終わらせてしまおうという雰囲気の中、主人公の男だけは無
罪に票を投じる。全員一致のみが評決を出す手段である。男たちの長い議
論が始まる。
というのは、ほんの冒頭の部分。
ほとんどのシーンが議論が行われる一室のみで展開される。BGMもなく、男
たちの議論の声の合間の、静寂の場面が効果的に使われています。
そうとう昔の作品ですが、今見ても十分楽しめる名作です。
ぜひ見てみて下さい。