きらめき おすすめ度 ★★★★★
marble半年振りのニュー・シングル。
もちろん今回もアニメタイアップ。なのだが、ぶっちゃけアニソンの要素がほぼ、ない。
ひだまりのEDに流れてると「ああ、いいなあ」と普通に思うがこうやってCDで聴いてみると
ただ単にセンスの高い良質なポップ・ミュージックという印象しか持たない。
つまりはアニメファンにも、普通のリスナーにも向けられているわけで。
いい才能だと思う。
澄み渡るようなサウンド、アレンジ、歌詞、歌声。
この4つが合わさったときに起きるカタルシス。
正に中毒になってしまうほど洗練されたポップ・ミュージックという感じで、
ヘッドフォンとかでじっくり聴いてみるとそのこだわり具合に感動する。
基本的にはバンド・サウンドなので色々な人に聴いてもらえると思うし、
それこそどこぞのオシャレな喫茶店とかで流れてても違和感がないかもしれない。
ただ、生音にこだわった臨場感のあるサウンドはオシャレ云々では済まされない気持ちよさがある。
ある意味、一番marbleらしい一曲かもしれない。
サビの疾走感がありつつも必要以上に盛り上げない感じは正にこのユニットっぽいし、
全体的な音触も今まで以上にオーガニック。
野外とかで聴いたらすごい気持ちいいだろうな、って思う。
個人的にはそこまでいって欲しいのだが。一部の人だけではなく、もっと多くの人々へ。
「流星レコード」の3度目のサビがテレビで流れないのは惜しいなあ。
ぶっちゃけこの部分がこの曲の肝だと思うので。このレビューで特に伝えたいのはそこです。
カップリングの「ハミングバード」も実に温かいポップ・ソング。
今はまだ一部の人間だけに好まれているが、このまま堅実に制作・ライブを続けていっていずれはドカン!と羽ばたいて欲しいものだ。
このシングルを聴いて、そこまで期待してしまった。
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