裸だらけだが質の高い時代劇おすすめ度
★★★★★
ひし美ゆり子、相川圭子、一の瀬レナ、城恵美、池島ルリ子らの女忘八者(忘八とは「孝、悌、忠、信、礼、義、廉、恥」の八つの徳を忘れたの意)が、吉原総名主(遠藤辰雄)の客分・明日死能(丹波哲郎)の元に結集→その場を立ち去り荒れ野を進む→そこで忍者風の敵(内田良平)と出会い戦う→敵に捕らえられる→明日死能に助けられる→外国人女(ダナ・ケイ)を拷問→仲間割れしてキャットファイト→総名主(遠藤辰雄)に説教される
と言う上記一連のシーンは12分ほどだが、その間、女優陣はずっと全裸である。
また、新年のシーンでは20名ほどの全裸の女が総名主の前に揃って挨拶するなど、作品全体としても、ひし美ゆり子を含め、ほとんどの女優は着衣より全裸でのシーンの方が多い。
30年以上前の作品であるにもかかわらず、SOD も真っ青の演出である。また、しっかりしたセットや演技、豊富なエキストラなどのため、今見ても安っぽさ、拙さを感じない。
難点は、斬られて飛んだ首や腕が嘘っぽいのと、女優の前バリがところどころ映っていることだろうか。
CG が発達しヘア OK になった現在なら、本作品を越えるものが登場しても良いはずなのだが…。
日本映画の隆盛をかいま見られるおすすめ度
★★★★★
あの網走番外地シリーズを撮った石井輝男監督によるキワモノの一作
日本映画に勢いと元気とエンターテインメントがあった頃の隠れた名作 迷作?
丹波先生が自殺願望のある凄腕の浪人をノリノリで演じている
アンヌ隊員役で子どもに限らず世の男達を虜にしたひし美ゆり子が素っ裸で走り回る
ほら これだけでも観たくなるでしょ?
良くも悪くも 映画を作っていた人が 観る人を楽しませる心
を忘れていなかった時代の作品ですから 観て損は無し
見直しました、丹波先生!
おすすめ度 ★★★★★
冒頭の斬りあいの演出も迫力あります。何と言っても丹波先生、貫禄もさながらチャンバラ上手い!明日死能、はまり役です。今西刑事、黒木警視、山本総理と並びます。