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キョロちゃん おもしろセレクション~キョロちゃんカゼをひく~

伊東みやこ
おすすめ度:★★★★★
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メグロさんのことばっかりで申し訳ない・・・
おすすめ度 ★★★★★

「キョロちゃん」の主人公は、当然キョロちゃんなのだが・・・
メグロさん・・・ああメグロさん・・・好きすぎる・・・
メグロさんが出てくる話は非常に少なく、下らないのもありますが、
いくつかはあまりに素晴らしかったりする。

「キョロちゃん」を見たことのある方でも、メグロさんを知らないおそれがあるので、
メグロさんについて少し説明させて頂くと、
メグロさんは、質素と清貧、芭蕉の「わび」の精神を地で行くような人物(鳥ですが)で、
定職にも付かず、毎日、ブラブラと散歩をし、昼寝をし、

きのこを採って、魚を釣り、音楽を奏で、俳句を読み・・・
全く無為に、勝手気ままに生きている、
それで満ち足りることを知っている。よく言えば聖者であり、
悪く言えば怠け者、素浪人、ニートといったところ。

このDVDに収録されている、第14話の「メグロさんの静かな一日」では、
ある日、エンゼル・アイランドに台風がやって来る。
パニックに右往左往する人々や、台風に乗じて一儲けしようと企む、
俗物の権化、強欲の塊のような、実業家のドン・ジロリ。

彼らと対照的に、自然と共にあるメグロさんは、
台風などものともせず、いつもどおりの日常を送る・・・
この対立構造、この話は、文明、科学、現代社会への風刺となっており、
本当に大切なものとは一体何かを考えさせられます。

全体を貫く、詩的な、いや、
「わび」、「さび」のような空気が心地よく、
キョロちゃんの「風が見えたね」の一言は、
素直に、胸を打つ、本当に、いい台詞だと思います。

しかし、第50話の「みんな、メグロさん」は、深い、さらに深い。
この話も、ドン・ジロリとメグロさん、この対立構造を軸に話が進んでいくのですが、
メグロさん寄りだった14話と異なり、双方の長所短所を暴きつつ、
どちらの肯定も、否定もしない、個人個人はあるがままであるべき、

ひとりひとりの、あるがままの姿、絶対的な自由を賛えた、非常に人間主義的な話。
全てを認め、受け容れる態度は、もはや神的、宗教的ですらあり、
とくに最後の、メグロさん、マツゲール博士、それぞれの一言は、本当に心に残るので、
このDVDには収録されてませんが、是非とも、どうにかして見て頂きたい、そう思います。


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