まあ悪くはないおすすめ度
★★★☆☆
第一次大戦後、ソビエトの侵攻を受けるエストニアで戦う学生達の話。
商業高校のヘンは、兄に続いて自分も義勇軍に志願する。しかし、ソビエト軍の前に戦友は一人また一人と倒れていく、というわりとよくあるストーリー展開。ところどころに詩的な台詞が織り込まれている点やハッピーエンドじゃない点は、イタリア映画やドイツ映画に共通する気がします(たしかこの映画はエストニアとポーランドの製作だったと思います)。また、主人公たちが学校で志願するかどうか話し合うシーンは「西部戦線異状なし」に似ているような。(今回は大人の煽動はなし、ということですが)
んー、ただ戦闘シーンが物足りません。確かに義勇軍だから武器が貧弱なのはしょうがないとして、野原に並んで突っ込んでくる敵を倒すだけっていうのはちょっと・・・。総攻撃のシーンもすぐ終わっちゃったし。同じB級映画でも「プライベート・ソルジャー」や「極寒激戦地アルデンヌ~西部戦線1944~」には感動したんだけど、今回はそうでもなかったですね。やっぱり、国の独立モノとかはその国の国民が観ないと伝わってこないんでしょうね。