ゼルダの伝説シリーズは、街やマップを探索するイベントパートと、ダンジョンを探索してボスを倒すダンジョンパートの繰り返しでできているんですが、風のタクトはこの二つのバランスが取れていません。(必要とされる労力的な意味で)
イベントパートは街や海で人に会ったりアイテムを集めたりするんですが、これが不自然なほど長く、また攻略サイトでも見ないと詰みかねない部分がちらほら。アクション要素は少ないのでゲームの上手さは要求されないんですが、途中で投げ出さない根気が要求されます。(私は攻略本や攻略サイトをほとんど見ずに進めました。見て進めれば要求される根気も、どの程度かは分かりませんが、減っていたのでしょう。)
イベントパートでかなりの苦労をさせられたので、さぞダンジョンは難しいのだろうと意気込んでダンジョンに行くと、短いうえにボスが弱い。拍子抜けしてテンションが下がります。それなりにゲームをする人なら縛りプレイをしないとつまらないでしょう。
というわけで、風のタクトは普段あまりアクションゲームをしない人が攻略サイトを見ながらサクサクやるのに最適なゲームです。Wiiを買ったけど家でほこりを被ってるという人はGCコントローラとメモリカードをそろえて風のタクトをやりましょう。
カートゥーンの可能性おすすめ度
★★★☆☆
カートゥーンアニメになったので、よっぽど突飛なアクションを見せるのかと思えば
そうでもなく、いたって普通の挙動でしたので絵柄に抵抗を持つ人も全然大丈夫だと思います。
謎解きはマリオのようなアクションが多めで、落ちて死ぬことが多いです。
絵柄はシンプルであり、まるで初代ゼルダを3Dでやっているような見せ方でした。
GBAケーブルを使ってGBAと連動させることが出来るので、GBAを持っている人は
ケーブルも買うと面白いと思います。チンクルのコメントやヒントはとても面白いです。
やりこみ度が高く、普通にやっているだけでは分からないようなイベントもたくさんあります。
フィールドを全編海にしたことで、風を操りながら目的地へ向かうという面倒な操作になってしまいましたがそれも途中に出てくるタルゲームや天候の変化などで幾分かは気を紛らすことが可能です。
理由は最後に明かされますがこの海は泳げないんです。潜れないんです。
泳げたり潜れたりするともっとよかったのにと残念に思います。
ストーリーはあまり語られないので、ラストになってメッセージを詰め込みすぎた感は否めません。
アニメな世界おすすめ度
★★★★★
ゼルダの伝説はSFC・64とやってきました。
SFC版は当時むちゃくちゃハマりましたが3Dでリアルになった64版は自分には馴染めず、視点も醜くプレイしにくいのでクリアするに至りませんでした。
ゼルダももう卒業かなあと思っていましたが、ゲームキューブのこの「風のタクト」でまた再燃しました!
ゲームキューブは64同様コントローラのボタンが多いのでそこまで好きな機種ではありませんが、やはりソフトの力でしょうか。ゲームキューブだからこそ出来る世界観だし、物凄く面白いソフトです!
64の気味悪いくて嫌いだった世界観とは違い、明るくて楽しくて、それでいて南国の楽園のようなのんびりとした世界。
アニメの中を自由に駆け巡れる子供の夢がそのまま形になったのがこのゲームだと思います。
リンクも二枚目じゃなくて、コロコロした子供で猫目の可愛いキャラクターなのが良い。ゼルダ姫もシリーズ中で一番好きです。
ゲーム内容もそこまで難しくなく、フィギュア作りやお宝サルベージなどは大人ながら夢中になってしまいました☆
こんな世界観を持ったゲームがもっと増えたらいいのにな・・・
とにかく、このゲームはゼルダの伝説ファンならばプレイする価値アリですよ!
文句なしの星5つ☆
早く続編をおすすめ度
★★★★★
ゲームしない嫁さんもハマってました。まだ未経験ならぜひとも!
概要
任天堂のもうひとつの顔ともいうべきビッグタイトル『ゼルダの伝説 風のタクト』。「もしもアニメーション映画の主人公を自在に動かすことができたなら」という願いをかなえてくれるソフトの登場だ。 今作は、「トゥーンレンダリング」というグラフィックの表現方法を採用している点がポイント。3Dのグラフィックを2Dのアニメーション風に表現する技術で、味のあるかわいらしいゲーム画面を再現している。
そして、この「トゥーンレンダリング」技術をうまく使い込んだゲーム内容の完成度にも注目したい。リンクが目の動きなどを使ってふりまく豊かな「喜怒哀楽」が、ゲームの謎解きにかかわってくるなど、プレイヤーの感情移入を高めてくれる演出が随所に盛り込まれている。
妹をさらわれ数々の困難に立ち向かってくというリンクのストーリーは、子どもだけではなく大人にも感動を与えてくれるに違いない。(弥富久和)