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インファナル・アフェア

アラン・マック
おすすめ度:★★★★★
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先に『ディパーティッド』を観ていると、、、。
おすすめ度 ★★★☆☆

 アマゾン・レビューでは殆ど全ての評者がリメイクの『ディパーティッド』よりもオリジナル『インファナル・アフェア』を高く評価している。それは一つには先に観たバージョンによって、筋や役柄のインパクトが強くインプリント〔刷り込み〕されるのが理由ではないだろうか。私は先に映画館で『ディパーティッド』を観た後に、本DVDを自宅で視た。やはり正直『ディパーティッド』の方がインパクトも作品の厚みも完成度も上に感じられた。考えてみればあれだけの人気俳優を揃えて、名監督が、優れた脚本をリメイクするのだから面白くない筈が無い。
 当方、香港映画には疎くてお恥ずかしながらトニー・レオンもアンディ・ラウも全く知りませんでした。確かに二人とも名演技のはまり役だと思いましたが、マフィアの親分サムさんは『ディパーティッド』のジャック・ニコルソンに比べるとやはり見劣りがするかな。脚本のオリジナリティは確かに評価すべきなんでしょうが、どうもコンパクトにまとめすぎたせいか『ディパーティッド』よりちゃっちい感があるんだよなあ、なんかあらすじを見てるような。



共感度が若干・・・
おすすめ度 ★★★★☆

リメイクのハリウッド映画「ディパーテッド」を観たあと観ました。
なのでどうしても比較してしまいます。

潜入捜査官の苦しみがより伝わってきたのは「ディパーテッド」のほうでした。
というのも、「インファナル」では潜入するときの捜査官役と潜入10年経った捜査官役、
役者が違うのです。
マフィアの手先として警察に潜入する役者も同様に二人が演じています。
ちょっと10年前と10年後の顔が違いすぎて、どうなのかな、と。
そこへいくと「ディパーテッド」は若い頃から組織の中でのし上がっていく間を
すべて一人の役者が演じることで、継続した苦しみが伝わります。

また二人が思いを寄せる女性のあり方も全然ちがっていましたが
これも「ディパーテッド」の方が観客をドキドキハラハラさせる設定になっています。

さらに潜入捜査官を知る人物とマフィア捜査の最高指揮者とを二重構造に
より深くすることで「ディパーテッド」は更に面白くなっています。

どちらも観ていない方なら「インファナル」を先に観ることをオススメします。
恐らく「インファナル」を観たあとでも「ディパーテッド」は楽しめますが
その逆はあまりないと思います。



思ったよりはるかに良かった
おすすめ度 ★★★★★

マフィア組織に潜入するアンカバ捜査官と警察組織内に潜入するマフィア。映画のテーマに、相対立する両極端を掲げるのは、視聴者にとっては解りやすいが、陳腐で作り話っぽくなる危険性がある。最初は「想定が無茶だ」と思って見ていた。ところが、どっこい。10年を経て、なおストーリー展開にスピードがあり、配役がうまく、何より奇をてらわず誠実に描かれているのにびっくり。また、アンカバの心理状態まで表情で表しているので引き込まれた。実に面白い良い映画だと思う。祝!リメイク・ディパーティッドのアカデミー賞受賞!本当はインファナル・アフェアが受賞でしょう。



香港の底力
おすすめ度 ★★★★★

久々に[欠点]が[全く]見付からない作品に出会った。
キャストはアンディ・ラウ、トニー・レオン、エリック・ツァン、アンソニー・ウォン、ケリー・チャン、チャップマン・トゥ、サミー・チェンと大豪華。



これを見てない映画ファンはモグリだ
おすすめ度 ★★★★★

この脚本で2時間位におさえたのはすごい。ハリウッドなら3時間くらいになっちゃいそうだ。主役2人も出演作品が山のようにある俳優なのに、この役に完璧に馴染んでる。互いのボスや脇役もすごい存在感。衣装もモノトーンで、映画全体が色味を抑えた硬質な雰囲気になってる。途中で一瞬はさみ込まれる香港の青い空もいい。

あらすじは最高でこれ以上望むべくもない。ケリーチャンとの恋愛模様はちょっと余計だったが、男じゃないと背負えないリスクとか覚悟とかが伝わってくるカッコいい映画だ。俳優のちょっとした表情や、カメラワークも印象的で、見終わってまた見たくなる。

原作が存在しないオリジナルの映画で、最初の仏像が延々と映るシーンから主役2人が歌うエンドロールまで、先が知りたいけど終わってしまうのが惜しいと思い続けて見る羽目になった。これだから映画はやめられない。


概要
マフィアの組員の18歳のラウは、ボスのサムの指示で香港警察に入る。一方、ラウと同じ警察学校に通っていたヤンは組織犯罪課のウォン警視に見込まれてマフィア世界へ潜入。10年後、ラウは警察内で出世し、ヤンもサムに気に入られて麻薬取引をまかされるまでになっていた。そんな中、マフィアも警察も内部情報者がいると知り、双方とも裏切り者を探す指示をラウとヤンに下すのだった……。
極限に追い詰められていく男たちの心理と、潜入の末の心の変化が生み出すドラマがヘタな説明台詞なしに描き込まれていて、胸を熱くするとともになんともやるせない気持ちにさせてくれる。また麻薬取引日のラウとヤンによる情報合戦は実にスリリング。展開も予想がつかないし、最後まで釘づけにさせられること間違いなし。実に見事なフィルムノワールだ。(横森 文)

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